どうも、とおちゃんです。
今日は少し難しいテーマの話を書こうかと思います。
数年前くらいから話題になっている共同親権という考え方について、皆さんも耳にしたことがあるのではないかと思います。
このブログでも何かの折に少し話題に出したことがあったかと思うのですが、正直この話題に関しては書くことを避けていました。
なぜならテーマが少し重いのと、賛否両論あるので扱いが難しいと考えたからです。
なので今回書くのもどうかと思ったのですが、父子家庭のブログを書くものとして、触れないでいるのもどうかと思うので、あくまで持論ということで書かせていただきたいと思います。
共同親権とは
まあ前置きはともかくとして、共同親権とはそもそもなんぞやということで、Wikipediaより引用します。
共同親権 ()とは、「子に対する親権を父母の双方が持っていること」。もしくは「父母が共同し、合意に基づいて子に対し親権を行うこと」。国語辞典など言葉の意味から調べると、「権利を父母の双方がそれぞれ持っている」となっている。日本では過去の判例から、ひとつの権利を共同で行使するとする考えもあるようである。
元々欧米では離婚後共同親権というのはスタンダードな考えで、制約はあるものの基本的には離婚してからも双方が親としての責任を果たすように課せられた義務なのだと思います。
しかし日本では共同親権という考え方があまりありませんでした
日本においては、婚姻中においてのみ、民法第818条第3項により、父母の共同親権が定められている。
夫婦が離婚した場合にはこの共同親権を、単独親権にしなければならないため、婚姻中から子供を奪い合う紛争となることが一部で問題視されている。離婚後の単独親権の問題を解決するひとつの可能性として、先進諸外国がすでに導入している離婚後も共同で親権を持つ「離婚後共同親権制度」がある。
また、婚姻時に姓を変えたくない夫婦が事実婚を選択する場合があるが、その場合、片方のみしか親権を持つことができないことが問題となる。そのため共同親権を求める声に加え、選択的夫婦別姓制度を望む声がある
Wikipediaより引用
民法においては婚姻中にのみ共同親権が認められており、離婚後は単独親権となり子供を引き取った側、子供と同居して育てる側のみ親権を持つことになります。
それゆえに親権を持たない側の親は、子供の育児や教育方針について決めることができないし、会うことすらできない親もたくさんいます。
共同親権であれば、離れて暮らす親も協力して育児や教育に関わることができ、ひとり親の貧困や育児負担を解消できるのではないか、また子供の情緒ためにも良いのではないかと考えられます。
共同親権の問題点
ここからはあくまで自論で、とおちゃんの主観が入るのですが、とおちゃんは今の日本において共同親権は難しいのではないかと考えています。
法整備がされてないのはもちろんですが、日本ではいまだに子供は母親が育てるものだという考えの人が多いように思えます。
同じ親なのだから、母親も父親も関係なく子育てをするべきだという考え自体は分かるのですが、実際それができている家庭がどれだけあるのでしょう?
むしろそれができてないから離婚した家庭もたくさんあるのではないでしょうか?
離婚するときに子供を引き取る親は、離婚前から家事育児を中心にやってきた側であることがほとんどですよね。
離婚時に母親が親権を持つことが多いのは、母性優先の原則もありますが、実際に母親の方が育児をやってきた率が高いからです。
もちろん父親の方が育児してたっていう家もあると思うし、そういう家庭であれば離婚時は父親が親権を持つこともあると思います。
しかしまだまだ日本では父親は育児の割合が低いのが現状でしょう。
共同親権とは聞こえが良くても、離婚後実際どれだけ育児に関われるのかと言ったら、離婚前と変わらないのではないでしょうか?
おそらく今の日本では名ばかりの共同親権になってしまうでしょうね。
共同親権になったら、離れて暮らす親はどこまでできるのか、何をもって共同親権とするのか曖昧な点が多いと思います。
実際とおちゃんが共同親権でやろうと考えたときに、元妻に何をやってもらうか、何をやって欲しいか全く思い浮かびません。
例えば仕事で遅くなる時や、朝の見守りなどやってほしいことはありますが、向こうも働いてるし、近くに住んでるわけじゃないし、急な事に対処できるわけではありません。
経済的な面での援助は必要だと感じますが、育児面ではそれほど必要だと思っていませんし、一緒に住んでいなければ育児に関わるのは無理だと思います。
それができるならそもそも離婚してないし、一緒に住むのが無理だから離婚してるんですよね。
共同親権って一緒に住んでないと難しいということがわかります。
離婚理由に左右される
共同親権ってそもそも、父親母親お互いが良好な関係が保ててるのが前提でないと成立しないのではないかと思います。
離婚するっていうことはそれなりの経緯があって、お互いにもう一緒に生活できないってなって別れるわけじゃないですか。
つまり別れる理由があるわけですよ。
しかもそれは一生添い遂げると誓った思いを曲げてしまうほど強烈な理由があるわけです。
不倫やモラハラ、虐待や暴力など耐えられない苦痛だったり、価値観の違いによるストレスだったり理由は様々でしょうが、相手に対して良い思いを持っていないから離婚するんじゃないですか。
まれにね、離れた方がお互いのためだなんてドラマみたいな理由で離婚するケースもいるかもしれませんが、多くは相手に恨みを持って離婚するパターンじゃないかな。
とおちゃんも元妻の不倫で離婚してますから、元妻に対して恨みはありますよ。
そういう相手と共同親権だなんて言われても、子供を裏切るような女と共同なんて無理無理って思いませんか?
モラハラされ続けた相手に育児の協力してほしいって思いますか?
離婚するのは相手が嫌いになったからであって、嫌いな相手に協力は普通求めなですよ。
そういった観点からも共同親権は難しいと思うんです。
子供と離れて暮らす側は親なのに何もできないのが歯痒くて不満が大きいでしょうが、子供を育てている側としたら、余計な口を出して欲しくないし、そもそも話が合わないから離婚したのになんでまた辛い思いをしなきゃいけないのかって思いですよ。
子供のために協力して育児することは親として当然だっていう考えもわかりますが、そこまで割り切れる人はなかなかいないんじゃないでしょうか。
理想はそうなんですけどね、理想通りいっていたら離婚してないわけですよ。
子供にとってどうなのか?
共同親権って子供にとってはどうなのか、メリットはあるのだろうか?
親権が双方にあると、例えばどちらの家に住むかという問題が出てきます。
どちらも譲らなかったとして、じゃあ1年ごとに変えようとか、現実的に考えて難しいですよね。
その度に引っ越して転校してなんて子供には不利益ですよ。
そうするとやはりどちらかの家に住むことに決めるわけで、子供たちは母親なり父親の家で大きくなるまで暮らします。
会いたいときに会って、進路のこととかで相談したり、お金を出してもらったりなど一緒に住んでない親に対しても協力を求めることもできるのが理想です。
それは別に共同親権関係なく、今の日本でも普通にやってることだと思います。
なので共同親権になったからといって、子供達に影響はないんじゃないかな。
例えば離れて暮らす親に会わせてもらえない子供達は、共同親権ができたことで会いやすくなるというのはあると思いますが、あくまでも子供の気持ちが優先であって、離れて暮らす側が会いたいから会える権利を獲得するわけではないんです。
だから共同親権かどうかは関係なく、とにかく子供の気持ちが大事なのであって、とおちゃんはそんな制度に意味はないと思っています。
子供の気持ちを優先する、子供の気持ちに寄り添って考えることが親に求められることなんじゃないかな。
それだけ考えていれば自ずとうまくいくような気がします。
まとめ
結局のところとおちゃんは共同親権って考えはあまり好きではないんです。
あくまで親の立場でしか考えてないような気がして。
子供の権利や安全を守るという制度ならば大歓迎ですけど、子供を置き去りにした制度ならいらないですね。
子供の気持ちがとにかく第一。
そのことだけ忘れないように親をやっていきたいと思います。
とおちゃんねるでした。
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