どうも、とおちゃんです。
コロナウイルス感染の拡大による影響で、学校が休校になるなどの対策がなされた結果、子育て世帯の生活の困難さが浮き彫りになりました。
子育て世帯はみんなギリギリのところでやっているから、いざこういうことが起こると途端に立ち行かなくなります。
今回は学校の休校が突然だったので皆さん対応に苦慮しましたが、日頃からこういう時のことを想定してなかったわけではないと思うんです。
普段ギリギリでやってると、何かあったらヤバいっていうのは感じますよね。
例えばもし自分が倒れたらどうなるのか。
夫が倒れたらどうするか。
親が倒れたら。
子供が倒れたら。
一人でも倒れたら途端に立ち行かなくなる可能性は、どの家庭にも潜んでると思います。
実際とおちゃん家はそうでした。
叔母と同居していた時も、完全父子家庭である今も、誰かが倒れたら立ち行かなくなる危険性が大いにあります。
上の子が不登校になった時、とおちゃんはその対応に追われました。
仕事も遅刻したり、休みがちになり、ついには自分が倒れてしまいました。
一つ崩れると簡単にボロボロと崩壊するような脆い状態だったんですね。
でもそれはとおちゃん家やひとり親家庭だけではなくて、両親が揃ってる共働きの家庭にも同じことが言えると思います。
学校が休校になったらどちらかが仕事を休まなければいけなかったり、学童に行かせるにしてもお弁当を毎日作らなければいけないなど負担が増えます。
それでもなんとかこなせるでしょう。そうやってこなしてきたんです。
でもよくよく考えてみると、何でそこまでして苦労しなければいけないんでしょうか?
共働きなら十分に裕福に暮らせる収入があるはずなのに、どうしてそんなにいっぱいいっぱいになってまで精神的にギリギリの生活をしているのでしょうか?
今思うとですけど、とおちゃんが子供の頃の昭和の時代って、今より圧倒的に専業主婦が多くて、父親だけが働く一馬力だったにもかかわらず、それほど苦労もせずに暮らせてたんですよね。
父の収入がそれほど多かったかというと、今の人と大して変わらないと思うし、決して金持ちではなかったけど、貧乏でもなく裕福に暮らせてました。
今の時代はなぜか共働きで稼ぎが2倍あるのに常にキツキツなのは何でなんでしょう?
そう感じたことはありませんか?
子供のころ、とおちゃん家には母親が常にいました。
子供が手がかからなくなった頃にパートに出るようになりましたが、それまでは働かず主婦してました。
だからとおちゃんは子供の頃安心して生活できてたんだと思います。
それがまあ、昭和の頃は当たり前というか、普通の環境だったんですよね。
今は子供たちは朝から学校や保育園に行き、学校の後は学童に行き、夜家に帰ってご飯食べて風呂入って寝る。そしてまた朝学校に行く。
家で過ごす時間が昔より圧倒的に少ない気がします。
共働きで家に誰もいないし、祖父母が近くにおらず手伝ってくれる人がいないんだから仕方ないじゃないかと思われるかもしれません。
確かにその通りなんですけど、そもそもなんでそこまでして働くんでしょうか?
共働きじゃないと生活が苦しくなるからでしょうか?
だとしたら何が生活を苦しめているのでしょう?
一馬力でも贅沢しなければきっと生活できると思うんです。
とおちゃんは離婚して一馬力になりましたけどなんとかやれています。
2馬力だった頃は余程裕福だったのかというと、そんなに変わっていないような気がします。
じゃあなんで2馬力で苦労してたんだろうと疑問が湧いてきます。
子供を保育園や学童に遅くまで預けて働く割にはたいして幸福度は上がらないんです。
むしろ今の方が子供といる時間が増えて幸せに感じます。
元妻は働くのが好きだったみたいです。
正社員になりたがっていましたが、とおちゃんは反対していました。
非常勤で働いている今でさえ家事育児と仕事の両立が大変そうなのに、正社員になったらもっと大変になるのが目に見えているからです。
なんでそこまでして働くのか?
子供のための時間を犠牲にしてまで働かなきゃいけないほど我が家の家計は苦しいわけではなかったはずです。
じゃあとおちゃんが仕事辞めればよかったんじゃないのと言われるかもしれません。
今考えれば確かにとおちゃんが辞めて専業主夫になり、元妻が正社員になるという選択肢もアリだと思います。
でもその頃は自分の方が収入が多いし、安定した公務員を辞めるっていう選択ができなかったんですね。
まだまだ自分の中には男は働いて稼ぐもの、女は家にいて子供を育てるものといった古い価値観があったのかもしれません。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、つまり何が言いたいのかというと、今回のコロナウイルスの影響で働き方にも影響が出ているわけで、これを機に働き方を変えていかなきゃいけないのかなと思うわけですよ。
フレックスタイム導入による時差出勤、在宅リモートワークなどすでに可能な企業は実施していて、実際にそれでも仕事は回るし可能であることが証明されたと思います。
毎朝同じ時間に満員電車に揺られて通勤しなくても仕事はできるってわかったんじゃないですかね。
それから子育て世帯にも変化がありますよね。
休校によって休まざるを得ない社員がいる企業に対し、政府が休業補償をすることを決めましたね。
今まで育児に関する休暇って育休くらいしかなくって、育休も子供が2歳?3歳?くらいまでしか取得できません。
それ以降は保育園に預けて、何かあったら有休を使って子供をみるしかなくなります。
子供が病気の時に休めるよう、子の看護休暇を設けている会社もありますが、取得できる日数は少なく、子供が複数いる世帯では入れ代わりで罹患したりするので、有休休暇が足りなくなります。
ただでさえ休暇が少ないのに今回のような休校をされると困ってしまいます。
年度末で有休なんてほぼほぼ残ってませんからね。
あと休んでいいよって言われても実際は仕事柄休めなかったり、休みづらい雰囲気があったりしますからね。
もっと社会全体で、こういうときは大手を振って休める制度を作って、休みやすい環境を整備してほしい。
そもそも子育て世帯がもっと柔軟に働けるような就業体系にしてほしい。
正社員でも子育て期間中は自由に時短勤務を可能にするとか、子育てに関わる有休制度を増やすとか、子育て中休職しても解雇にならず子育てが落ち着いたら復職できるとか。
子育て世帯が子育てを中心に仕事ができるような、子供思いの社会になったらいいなと思います。
子供を育てることは、国を育てることと同じですからね。
とおちゃんねるでした。