どうも、とおちゃんです。
とおちゃん家は現在、東京の外れの田舎町に住んでいます。とおちゃんの職場は東京23区にあり都心に近いところです。なので通勤には片道2時間近くかかります。
なぜ実家でもないのに、職場から遠いところに住んでいるかといいますと、田舎暮らしに憧れていたからです。
とおちゃんは新潟の田舎に育ったので、子供ができた時に、都会のゴミゴミしたところで育てるよりも、自然豊かな田舎で育てたいと思っていました。
その頃は元妻とよく山登りに行っており、色んな山に登りましたが、特に東北の山が好きでよく登りに行っていました。その時に東北の自然の風景や、住んでいる人の良さに癒され、こんなところに住んでみたいなあと思っていました。
以前の記事でも少し触れましたが、福島の南会津地方が好きで、檜枝岐や只見といった地域は、本当に自然が綺麗で昔ながらの山の暮らしが生きていて、大好きなところでした。
こちらの記事ににも書きましたが、好き過ぎて「南会津」のことを書くためのブログを当時立ち上げていました(3日で続かなくなりましたが)。
なので元妻とはいずれ南会津に移住しようなどと話していたこともありました。
しかし現実問題、移住するとなると仕事を辞めることになり、何のツテもない場所に行って仕事があるのかすらわからず、リスクの高い行為に思えました。子供が生まれてからは余計に動けなくなってしまい、結局移住の話はしなくなってしまいました。
それでも自然豊かな環境で子供を育てたいという思いはあったので、今の仕事を辞めずに、通える距離で田舎暮らしができないか考えました。
とおちゃんの通勤時間が長くなることはわかっていましたが、2時間くらいなら通えない距離ではないし、慣れれば大丈夫だろうと考えていました。
いくつか候補を考えた中で、今住んでいる所が環境もよく、通えるギリギリの距離であったので、ここに家を建てることにしました。
清流「秋川」がすぐ側を流れていて、夏は川遊びができ、アユやヤマメなど渓流釣りも楽しめます。山も近いので趣味の山登りにもいつでも行けます。近所の人たちもみんないい人ばかりで、新しく来た人に対しても気さくに話してくれるし、わからないことは親切に教えてくれます。
引っ越した当時は東日本大震災直後で、まだ計画停電とかをしている時期であり、そんな中の引っ越しは心配でしたが、周りの人達がいい人ばかりで、精神的にも助けられ、ここに来て本当に良かったと思っていました。
こうして始まった憧れの田舎暮らしでしたが、良い面ばかりではなく、大変な面も多々ありました。これから田舎暮らしや、郊外に家を買おうと思っている方の参考になればと思い、とおちゃんが感じたことをまとめてみました。
田舎暮らしするなら中途半端な田舎はやめたほうがいい
これは田舎暮らしに対してどんな理想を持っているかによりますが、自給自足や農業を生業としたいなら、首都圏や都会の郊外などではなく、思いっきり田舎に行った方がいいと思います。
とおちゃんの住んでいるところは確かに自然豊かではありますが、車で10分くらい行けばイオンモールがあり、何でもそろってしまいます。田舎暮らし=不便さではありませんが、すぐ側に都会や街があると、どうしてもそっちへ流れてしまうんですね。
とおちゃんの理想では「北の国から」みたいに、不便な環境でも工夫して生活していくみたいな生活を想像していたのですが、現実はイオンモールで必要なものを書い、ついでに映画でも見るかみたいな、田舎じゃなくてもできる生活をしています。
コンビニも近くにあるし、自然豊かな上便も良いので、田舎に暮らしてる感は薄いかもしれません。ただ、お祭りがやたら多く、春や夏などはあちこちでお祭りがあって賑やかです。
また、秋川渓谷が観光地ということもあって、夏は特にバーベキューや川遊びに都心から観光客がたくさんやって来ます。土日の夕方は道路が渋滞するので、なんだか都会のような喧騒になっています。
自然豊かな環境で、人混みから逃れ、静かにのんびりと暮らしたい人は、もっと田舎で観光地でもないような所の方がいいと思います。
田舎から都会への通勤はやめたほうがいい
これはとおちゃんが身をもって感じていることですが、通勤時間が長いのは本当に時間の無駄です。とおちゃんは1年で通勤に40日を費やしています。
田舎暮らしをするなら、その田舎で働き口を見つけた方がいいです。とおちゃんは引っ越してきて地元の自治会に参加するようになり、そこで歳の近い地元の方と知り合いになったのですが、その方に通勤に2時間かかるという話をしたら、あきれられました。なぜそんな遠くに行くのかわからない。地元で働いて地元に貢献しようと思わないの?って言われてハッとしたことがあります。
確かにその人の言うこともわかるんです。田舎暮らしってそういうことも含めて田舎暮らしっていうか、今のとおちゃんは田舎に住んでいる。田舎に家があるっていうだけで、暮らしているって言えるのか?ましてや貢献しているとは言えない。いったい何のためにここに住んでいるのかわからなくなってしまいます。
田舎には住んでいるけれども、週5日は都会で仕事をして寝るだけに帰ってくる。土日は疲れて休んでいて、せっかくの自然を満喫しようともしない。そんな自分に気づいて愕然としました。結局通勤時間が増えただけで、引っ越す前と何も変わらず、都会で消耗している。
田舎に住んでいるのに結局は都会の時間に縛られているんです。なので、田舎暮らしに憧れているのなら、都会での仕事は辞めた方がいいととおちゃんは思います。
子育てには良い環境か?
これはとおちゃんの場合は良い環境だったと思います。まあ買い物に不便はないし、学校もそう遠くない、病院もそこそこ近くにあるので、子育て環境としては問題ないです。
田舎のメリットとして、保育園や学童に入りやすいという面があります。子供の数が都会みたいに多くないので、待機児童はほとんどおらず、両親が働いていればまず問題なく入れます。祖父母との同居であっても普通に入れるので、共働きの親はとても助かります。
それから近所の方たちが顔見知りなので、通学路などで見守ってくれる感があり安心して送り出せています。
デメリットがあるとしたら、川が近いので危険なところがあることや、蛇や蜂などや、たまに熊が出ることもあるので、そうした自然の危険は身近にあると思います。でもまあそれくらいで、交通量も多くないし、犯罪に巻き込まれる危険性も、都会よりは少ないのかなと思っています。でも犯罪ばっかりは田舎でも起こるのでこれに関しては心配ではあります。
田舎暮らしと子育ての現実
田舎暮らしは理想ではありますが、現実問題田舎には仕事がなく、都会に仕事に出ざるを得ない人が多いです。とおちゃんの最寄駅では、とおちゃんと同じく朝早くから電車に乗って都心に出る人が多くいます。
そういう人達は、やはりとおちゃんと同じように子供と接する時間や、家族と過ごす時間を削っていることと思います。理想をいえば田舎で今と変わらない給料がもらえる仕事につければいいのですが、そんな好条件の仕事があるわけもなく、家のローンもたくさん残っていて辞められないのが現実です。
せっかくあくせくした都会から離れて暮らせると思ったのに、余計時間に追われてしまい、子育ての環境もいいのに、子供と関わる時間が持てないというのは非常にもったいないことです。
これから田舎に移住したいと考えている子育て世代の方は、よくよく考えて決断されることをお勧めします。中途半端に移住するととおちゃんみたいな苦労が待っていますよ。
自然とともに起き、自然とともに眠りたい
とおちゃんねるでした。
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