【父子家庭ブログ】とおちゃんねる!

娘2人の父子家庭の日記です。父子家庭ならではの悩みや日常を発信していきます。

MENU

何者にもなれない自分

どうも、とおちゃんです。

40代も半ばにさしかかり、最近よく考えるのが、これからどうしようかということです。

漠然としていますが、正直何したらいいかわかりません。

若い頃はやりたいこともいっぱいあって、自分に自信をもっていたし、自分は何でもできるって思っていました。

だから特に焦りもしなかったし、将来はきっとやりたいことやって充実してるだろうって思っていました。

でも歳を重ねるにつれ、色んなことをあきらめ、挫折し、現実的に考えるようになり、やりたいことがなくなっていきました。

気づいたら一番毛嫌いしていた公務員になっていたし、忌み嫌っていた普通の一般的な人生を歩んでいました。

きっと自分はもっと世の中に出て活躍して、有名になってお金持ちになっているだろうと思っていたんでしょうね。

若い頃は確かに勢いはあったし、可能性は無限大だったんだと思います。

でも当時の自分は漠然と夢見ていただけで動こうとしなかった。

きっと夢は待っていれば向こうからやってくるものだとでも思っていたのでしょうね。

やりたいことや夢がたくさんあったのに、何一つやろうとしなかった。

そうしているうちに時間だけが過ぎていき、気づいたら大学を卒業し、就職の時期になっていました。

その時の自分には何もありませんでした。

学生時代に学んだこともたいしてなくって、資格もなければ経験もありませんでした。

時代は就職氷河期でしたから、何もない自分は当然企業から相手にされませんでした。

数社落ちたところで考え直し、資格を取ることにしました。

これからは福祉の仕事に需要があると思い福祉系の資格をとりました。

そのまま福祉の仕事を求めて公務員試験を受けて合格。今に至ります。

時は過ぎて、時代は安定を求め、就職先として公務員が人気に。

今でこそ人気の職業ですが、バブル期などは公務員になりたがるひとはおらず、負け組みたいに言われていました。

だから子供のころから公務員はダサい、公務員を目指すやつなんて夢がない、お堅いつまらないやつがなる職業だと思ってきました。

おかしなもので、そんな嫌っていた仕事に今自分は就いているわけです。

今でも公務員はつまらない仕事だなと思うときがあります。

実際働いてみて、お役所仕事と思われることがたくさんありました。

無駄な決裁。

効率の悪いやり方。

常に市民の目を気にして、目立つことはやらない。

古い慣例に縛られ、挑戦しない。

とおちゃんが採用されたころは、もう既にパソコンが一般家庭に普及していた時代でしたが、職場はまだワープロを使っていました。

ワード、エクセルではなく一太郎とかのワープロ専用機でした。

今でこそパソコンが当たり前になりましたが、当時はパソコンが使える職員はほとんどいなくてとおちゃんは重宝されました。

しかし当時から仕事は楽しいと思えませんでした。

楽しい時もありましたが、気がつくと虚しい思いになっていました。

どこかでやりたかったことと違うって思っていたんでしょうね。

それから結婚して子供ができて、公務員であるがゆえに安定した生活ができていたし、幸せに過ごしていましたが、離婚して父子家庭になり、幸せだと感じていたものを一気に失いました。

そこでふと気づいたんですよね。

ああ、自分は何者にもなれていないなあって。

公務員は肩書きでしかなないし、自分を表すものではないんです。

職業的にもそうですけど人間的にもっと魅力的な人になりたかった。

個人として成功したかったっていうのがあるんです。

よく子供たちに将来何になりたいか聞くと、

「特にない」

「まだわからない」

とか返ってくるんですよね。

まあ今から決めなくてもいいのですが、どんな職業に就きたいかよりも、どんな人になりたいかの方がこれからの時代大切なんじゃないかと思います。

これからは個人の時代です。

会社に属して働くサラリーマンより、個人の才能を活かしたフリーランスが一般的になると思います。

その時に、自分が何者であるか明確に持っている人でないと生き残れないと思います。

だからいつも子供たちには「何者かになりなさい」と言っています。

子供たちは「?」ですが、いづれわかる時がくるでしょう。

何者にもなれなかった自分の後悔があるので、子供たちには何者かになってもらいたい。

f:id:gottuan120:20200213210717p:plain

とは言えとおちゃんもあきらめたわけではないんです。

今からでも遅くはないでしょう。

何か自分にしかできないことがあるはず。

それを見つけて今度こそ動き出したい。

そんな思いでいます。

            

とおちゃんねるでした。