どうも、とおちゃんです。
とおちゃんは現在休職中ですが、就職してからずっと福祉関係の職場で仕事をしてきました。
現在もそうなのですが、休職して1年近く経ってしまったので、仕事の感覚を忘れてしまっています。
先日市の子供家庭支援センターの職員が、近くに来たから様子を見に来たと言って訪ねてきました。
その時はもう上の子は学校に行けていたし、何の問題もなかったので玄関先で少し話しただけで終わりました。
そこで思ったのですが、そういえばとおちゃんはこういう仕事をしてたんだよなあと。
支援が必要な人の家を訪問して話を聞くっていうのを毎日のようにやっていました。
気づくととおちゃんは訪問される側に立っています。
今まであんまり意識してませんでしたが、とおちゃんは今福祉を必要とする側になっていたんですね。
自分がそういう仕事をしていながら、自分が今そういう立場にあるということに気づいてませんでした。
今まで自分の立場を仕事目線で見ることはなかったんです。
子供家庭支援センターの職員と話をしていて、ふと、ああ、とおちゃんってこういう仕事してたんだよなあって、ようやく気づいたんです。
今まで自分がやってきた仕事を、逆の立場から見ていることに不思議な感覚を覚えました。
そして、支援を受ける側に立ってみると、今まで仕事として見ていた物事が全く違って見えてきました。
まず、支援を受ける当事者になってみると、仕事としての知識なんて全く約に立たないことに気づきます。
我が子が苦しんでいるのを目の当たりのすると、親としてパニックになって、周りが見えなくなってしまいます。
仕事をしている時は、なんでもっと周りを頼らないんだろう、なんでもっと早く相談しなかったのかと思うことが多かったのですが、いざ自分がその立場になってみるとそんな余裕がなかったと思います。
支援する側は相談がないと動けないのですが、支援が必要な家庭からすると、どの段階で相談したらいいのかわからないので動けないんです。
とおちゃんも学校のスクールカウンセラーに勧められなかったら、子供家庭支援センターに相談はしていなかったと思います。
それと、実際相談してもたいして動いてくれなかったっていう印象ですね。
批判するわけではありませんが、正直とおちゃんには必要なかったですね。
例えばとおちゃんの鬱がひどくなって、家のことが何もできなくなってしまったら、必要な支援を入れるために動くと思いますが、そこまでひどくならなかったので、支援の必要がなかったんだと思います。
ただ相談した時は鬱の状態も良くなくて、藁にもすがる気持ちだったので、話を聞いてもらうだけでも心が軽くなった気がしました。
今思えばですけど、自分はこういう仕事をしていて、支援を受ける人たちはこういう思いをしているんだなあとあらためてわかりました。
そして一番感じたのは、とおちゃんは仕事で接している人たちは何も特別ではなくて、どんな人でも突然にその立場になる可能性があるんだということです。
今まで支援する側の立場でしか見てきませんでしたが、誰もが支援を受ける側になる可能性があるし、そうなった時に助けになれる大切な仕事なんだなと気づきました。
仕事復帰がどうなるかわかりませんが、今後の働き方に影響を与える経験をしたと感じています。
とおちゃんねるでした。