【父子家庭ブログ】とおちゃんねる!

娘2人の父子家庭の日記です。父子家庭ならではの悩みや日常を発信していきます。

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【離婚まとめ7】浮気相手との対決

どうも、とおちゃんです。

今回も【離婚まとめ】の続きです。

  

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夏休みを新潟の実家で過ごした子供たちが帰ってきました。

とおちゃんは仕事で一足先に帰っていたのですが、その間妻と二人っきりの生活でした。

お互い顔を合わせようとはせず、部屋に引きこもって生活していました。

本当は子供がいない間に離婚時の財産分与や離婚後の面会等の話をしておきたかったのですが、この時既にとおちゃんの気力は尽きており、妻と話し合う気力は残っていませんでした。

その状態を見かねた両親は子供達とともに上京し、妻に早急に出て行くよう詰め寄りました。

妻はあくまでも約束は1年後なんだから出ていかないと渋っていたのですが、とおちゃんの精神状態や子供への影響を考えてすぐにでも出て行くべきだとする両親と激しくぶつかりました。

特にとおちゃんの母親は怒り心頭でした。

母は離婚の話を聞いてから妻と初対面になります。

この間妻は母に対して何のアクションもとりませんでした。

母としてみたら、こんな事態を引き起こしたんだから直接謝罪等があってしかるべきなのに、妻の両親からの謝罪だけで本人から直接連絡がなかったことが許せなかったようです。

母は妻に今すぐ出て行くように伝えました。

しかし妻は頑として動こうとしません。

妻と母はしばらく二人きりで話をしていました。

その時とおちゃんは情けないことにベッドで横になって動けませんでした。

しばらくすると妻がとおちゃんのところにやってきて、

「申し訳ありませんでした」

と始めて今回のことを謝罪しました。

そして浮気相手の名前と電話番号を書いた紙を渡してきました。

「相手にはうちが離婚することは伝えました。相手も謝罪したい気持ちがあるので連絡を取ってほしい」

とのことでした。

突然のことで戸惑いましたが、正直今は浮気相手と対峙する気力がない。

とりあえず紙だけもらって後日連絡すると伝えました。

妻は謝罪こそしましたが、その後母親に酷いことを言われたと恨み節を言いはじめました。

「母親としての愛情がない」

そう言われたのが納得いかないと怒っていました。

とおちゃんの母親とどういう話をしたかわかりませんが、とおちゃんに対する謝罪や浮気相手に謝罪させる件は母親に言われたから渋々やったんでしょうね。

素直に謝るだけ奈なら良かったのですが、恨み節を言ったり結局何でそこまで言われるのか納得できない様子。

この人はやっぱり自分が悪いことしたっていう自覚がないんだなあと思いました。

 

その後母親に妻とどんな話をしたのか聞いてみました。

すると妻は、

「子育てが辛かった。子供への愛情のかけかたがわからなかった」

と話していたそうで、ずっと子育てについて悩んでいたが、とおちゃんには相談できなかったそうです。

この先もこんな生活が続くことが堪えられなくなった。

そんな時に浮気相手と出会った。

それからいけないと思いながらもズルズルきてしまった。

そう話したそうです。

母は、

「それならなぜ親や兄弟にでも相談しなかった。友達とか誰でも相談する相手はいたでしょう?そういうこともせずに自分勝手な思いで決めつけて、結果子供を傷つけるなんて親のすることではない。あんたには母親としての愛情がなかったんだ」

そう言い放ったそうです。

これに対して妻は逆上し、発言を撤回しろと言ってきたそうです。

とおちゃんの母親は気の強い人なので一歩も引かず。

それどころかとおちゃんへの謝罪と浮気相手からの謝罪を要求。さらには今すぐに出て行くことを要求し、出て行くまで居座ると宣言しました。

これには妻も参ったようで、結局あと1ヶ月で出て行くことを約束しました。

母親に居座られたら形成逆転し、居場所がないし、精神的にやられると思ったのでしょうね。

 

そんな感じで妻があと1ヶ月で出て行くことが決まりました。

両親は1ヶ月後にまた来るといって帰っていきました。

それまでの間にお金の話をしておかなければいけませんでした。

もう気力がなかったのでどうしようかと思っていたのですが、やはり家庭を壊されたんだから浮気相手には制裁を加えないと気が収まりません。

妻があと1ヶ月で出て行くことが決まり、少し安心して気力が回復してきたので、浮気相手に連絡をすることにしました。

こちらから電話をすると、真っ先に謝ってきました。

話し方から察するに真面目そうな人に思えました。

直接お会いしたい旨を伝え、近くの喫茶店で会うこととなりました。

正直冷静に話ができる気がしなかったのですが、事前に弁護士に相談しており、慰謝料の請求をしようと考えていました。

弁護士からは、怒鳴ったりすると恐喝になってしまうから、冷静に話し合うように言われていました。

なのでとにかく冷静に、冷静にと自分に言い聞かせました。

茶店に着くとすでに浮気相手は席についていました。

とおちゃんよりもずっと若く、身なりもスーツを着てしっかりしています。

浮気相手は開口一番、

「申し訳ありませんでした」

と言って頭を下げました。

とおちゃんが顔をあげろと言うまでずっと下げていました。

きっと真面目な人なんだろうなと思ってしまいました。

なんていうか、自分より10歳以上若いし、妻も子供もいて、ちゃんとした仕事に就いていて、こんなことになってしまってかわいそうだなとさえ思いました。

不思議と怒りが沸いてきませんでした。

どうしてなのかはわかりません。

ちょっと前までは殴ってしまうんじゃないかと自分の気持ちが高ぶっていたのに、浮気相手が頭を下げているのを見たら、フッと力が抜けてしまいました。

ああ、なんだろうこれは。

何だかとっても悲しいな。

虚しいな。

俺の結婚生活は何だったんだろう?

こんな奴のどこが良かったんだろう?

こんな奴に家庭を壊されたのか。

こんなことをするために今まで頑張ってきたのか・・・。

とにかく虚しくなって急にやる気がなくなりました。

とりあえず顔を上げさせ、妻と浮気していたのは間違いないか確認しました。

男は素直に浮気を認めました。

いちおうこのやりとりはボイスレコーダーに収めてあります。

とりあえず弁護士から言われたとおり、浮気を認めた証明として、誓約書を書かせました。

誰と何時から何時まで浮気してましたっていうのを書かせて、署名捺印をさせました。

それから、慰謝料について、不倫の慰謝料相場は離婚するしないや子供がいるいないなどケースバイケースですが200万~300万と聞いていたので、300万で吹っかけてみました。

案の定300万はちょっとと渋ったので、

「うちはあんたのせいで家庭崩壊して離婚するんです。子供も母親と離れることになるんだ。あんたも奥さんと子供がいるならわかるでしょ?」

って揺さぶってみました。

言ってて悲しくなって、子供のこと考えたら急に怒りが込み上げてきて、「あんたの奥さんにバラすぞ」って喉まで出かかりましたが堪えました。

「本当に申し訳ない。謝罪する意思はありますし、慰謝料についても極力努力しますので少し考えさせてください」

と言ってきました。

あんまり頻繁に会いたくなかったので、本当はこの場でケリをつけたかったのですが、高額の慰謝料をどう捻出するかこの場では決められないとのことだったので、慰謝料を払いますと書かせた紙に署名捺印を押させ、持ち帰ることにしました。

後日電話があり、やはり300万は難しいとの回答でした。

ではいくらなら払えるのか確認したところ、金額は伏せますはが、まあ納得いく金額だったのでOKしました。

正直金額なんてどうでもよかったんです。

お金をもらっても我が家が元に戻るわけではないですから。

でもこれはケジメとして必要だったんだと思っています。

納得はできませんが、相手にも家族がいる中で、これだけの慰謝料を用意することがどれだけ大変かはわかります。

同情はしませんが、誠意は感じました。

だからもういいと思いました。

というより、もうこれ以上浮気相手と関わりたくはありませんでした。

「ふざけるな」と言ってもっと慰謝料を請求することもできたかもしれません。

恨みから相手の家庭をぶち壊すことも、職場に乗り込んで社会的地位を奪うこともできたかもしれません。

でももう何もかもが虚しく思えて、結局どんなに謝罪されたって、お金をもらったって家族4人の幸せな時間は帰ってこないんだ。

そう考えたらただただ虚しく、何やってんだろうって思いました。

 

その後金額を確定させるためにもう1度だけ会いましたが、それ以来その男とは会っていません。

もう顔も忘れました。

ただその時思ったのは、

「ああ、この人もある意味被害者なのかな」

って思ったんです。

何でそんなこと思ったのかわかりませんが、妻も子供もいて幸せなのに、とおちゃんの妻の寂しさを紛らわすために利用されたのかなって。

まあ、最低な奴であることは否めませんが、なぜか最後まで憎めなかったですね。

もしかしたら彼の背格好や雰囲気に、自分と同じ影を感じたからかもしれません。

             

とおちゃんねるでした。