【父子家庭ブログ】とおちゃんねる!

娘2人の父子家庭の日記です。父子家庭ならではの悩みや日常を発信していきます。

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上の子の気持ち

どうも、とおちゃんです。

上の子が不登校になったきっかけは胃腸炎になったことでした。

元妻のところにお泊まりに行った時に、外食中に吐いてしまい、それがトラウマになって給食が食べれなくなりました。

最初は給食食べるのが怖いから始まったのですが、そのうち行事が怖い、人の目が怖い、授業についていけない、学校自体が怖いとだんだんエスカレートしていきました。

5月末に運動会を控えており、休んだことで練習についていけないことも不安になっていました。

6年生で最後の運動会ということもあり、上の子も出たい気持ちはあります。

鼓笛隊をやることになっており、5年生の頃からがんばって練習してきていました。

みんなと一緒に小学校最後の運動会に出たい。

でも不安で怖くてどうしても学校に行けない。

本人は行きたくても行けない葛藤がありとても辛そうでした。

親としても、最後の運動会に何とかして出させてあげたい。そんな思いもあり、学校とも相談して行かせるよう努力しました。

月火休んで水木金は行くような状態が続き、運動会前も行くことができたので、大丈夫だと思っていました。

しかし当日の朝になって行くのが怖いと言い出し、準備して玄関先まで行けましたが、そこから動こうとしません。

ここまできたんだから行こう、大丈夫だよできるよと声をかけても泣きじゃくるばかり。

そのうち泣きながらこう言いました。

「消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ!」

「⁈どうしたの?何が消えろなの?」

「最後の運動会だから出たいのに、みんなと一緒に楽しくやりたいのに、嫌な思い出が消えない!胃腸炎にさえならなければこんなことにならなかった。ママのところに行かなければよかった。あの時の嫌な思い出が消えないから不安になるんだ!」

そう言って泣いていました。前にもボソッと胃腸炎になったのはママのせいだと言ったことがありました。

本人の中では胃腸炎にさえならなければ、ママのところに行かなければこんなことにならなかったという思いが強いようでトラウマになってしまったようです。

元妻が悪いわけではありませんが、元々胃腸炎になって病み上がりだった下の子のが移ってしまったので、無理してお泊まりに行かせなきゃよかったと後悔しました。

その後吐き出してスッキリしたのか落ち着いたので、運動会出れるか聞くと、

「出たい」

と言ったので、急いで学校まで送っていき間に合うことができました。

運動会では100m走で1位をとったり、不安だった鼓笛隊も無事にやり遂げることができました。本人も楽しそうにしていたし、最後の運動会に参加することができて、本当に良かったと思います。

 

運動会という一つの不安材料が終わったことで、学校に行きやすくなるかなと思っていたのですが、翌週になっても登校渋りは変わらず、朝になると不安で家を出ることができません。

学校まで送っていき、スクールカウンセラーや、担任の先生の協力もあって、なんとかその週は行くことができました。

遅刻しながらも1週間行けたので自信になるかなと思われました。しかし、日曜日に友達と遊びに行く約束をしていたのに行けなかったんですね。

それが本人にとってとても辛かったようで、激しい自己嫌悪に落ちいりました。

とおちゃんも自分で約束をしたのに行かないのは良くないと責めてしまったんです。そしたら大泣きして「私はダメな人間だ」など自分を責める言葉を念仏のように唱えはじめたり、「死ぬ」と紙に書きなぐったりして精神的に不安定になりました。

不安を感じたのでじっくり話をしたのですが、泣きじゃくったあげくに

 

「死にたい、殺してください」

 

って言ったんです。

ショックでした。思わず涙が出ました。

そこまで子供を追い詰めてしまったのかと。

「もうあれこれ言ったりしないから、お願いだから死ぬなんて言わないでくれ。あなたのことが何よりも大切だから、いなくなったら困るから、お願いだからそんなこと言わないで」

そう懇願しました。

上の子は驚いたような表情をしていましたが、やはり泣きつづけていました。

 

学校に行かなくても将来がダメになるわけではありません。色んな生き方があり、色んな道で大人になることはできます。無理に学校に行かせるのではなく、行きたくなったら行けばいい。そう頭ではわかっていたんです。

でも心のどこかでやっぱり学校に行ってほしい。以前のように普通に行けるようになってほしいという思いがあり、このまま続くと本当に不登校になってしまう。そうなったらこの先どうなってしまうのか。そんな不安や焦りがあって、やっぱり無理をさせていたのだと思います。

学校に行けなくても死なれるよりはマシです。死を意識させるほど追い詰めてしまっていたことを猛省しました。

上の子は学校に行けないことを誰よりも悩んでいる。誰よりも苦しい思いをしている。これ以上苦しい思いをしてほしくない。

「学校は行きたくなったら行けばいいよ。無理して行くことはないよ」

そう伝えました。そして自分もそういうスタンスで接することに決めました。

それが良いことなのかはわかりません。結果ずっと行けなくなるかもしれない。でも毎日葛藤して辛い思いをして過ごすよりも学校に行かないことで安心して過ごせるのならば、その方がいいと思います。

子供が安心して生きていけることが大事ですから。

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つづく。

とおちゃんねるでした。