どうも、とおちゃんです。
子供たちはまだ新潟の実家にお世話になっています。
昨日実家に電話したら下の子が電話に出ました。新潟は40℃あったとテレビのニュースでやっていたので、大丈夫だった?今日は何してたの?って聞いたら、
「あのね、今日ね、自転車乗れたんだよ!」
って嬉しそうに報告してくれました。
「え?!」
思わず聞き返してしまいました。
「え?補助輪なしで?」
「うん、乗れたよ」
「そ、そう、すごいじゃん!よかったね!帰ったら乗れるとこ見せてね」
「うん!」
今まで補助輪なしで自転車に乗れなかったので、とおちゃんも嬉しかったのですが、内心複雑な心境でした。
なぜって、その場にいられなかったことや、とおちゃんが教えてあげられなかったことを残念だと思ったからです。
おそらく実家のじいじが教えてくれたんだと思いますが、自分がその場にいなかったので、その瞬間を見れなかったことは悔やまれます。
上の子の時はなかなか乗れるようにならず、一緒に練習してその瞬間を迎えることができました。上の子はすぐあきらめるタイプで、ちょっと転ぶとイジけて練習を止めてしまうためなかなか上達せず、小学校2年生でようやく乗れるようになりました。
小学校に上がる前に乗れるようにしたかったので、保育園の年長さんの頃から練習を始めていましたが、すぐ練習を止めてしまうので、しばらく自転車のことは忘れてました。
ある時お友達がみんな乗れるのを見たからか、自分から練習したいと言い出したので、ちょっとやったらすぐ乗れるようになったんです。その時はすごく感動したのを覚えてます。
今までできなかったことができるようになった瞬間の子供の顔はとっても輝いていて、もう楽しくてしょうがないって感じで乗っていました。
下の子はというと、運動神経が良いので、3歳の頃にはストライダーというペダルのない自転車みたいなのを乗りこなし、家の前の道路を暴走していたので、バランス感覚もあるし、自転車もすぐ乗れると思っていました。
なので5歳くらいから上の子のお下がりの自転車を使って練習するようにしました。しかしストライダーに比べて自転車は大きくて重いので、思うように扱えず、ペダルを漕ぐ動作も難しかったのかうまくできなかったので、早々にあきらめてストライダーばかり乗っていました。
とおちゃんが誘うと少し練習するのですが、補助輪があれば漕いで乗れるものの、重くてなかなか進まないのが嫌ですぐ止めてしまいました。
補助輪なしでも練習しましたが、下の子は少し小柄なので足がギリギリ着く感じなので、ストライダーのように足で蹴って漕ぐ練習もできず、なかなかうまくできませんでした。
とおちゃんも後ろから支えながら、走って付いていく練習がハードで体力的にもそんなに長く続けられず、また今度にしよっかと言って先延ばしにしていました。
そんなこんなしているうちに、離婚して父子家庭になるとさらに時間も体力もなくなり、自転車の練習のことなんて忘れてしまっていました。
今年の夏に実家に帰ると、下の子と同い年のいとこが自転車に乗れるようになっていました。
負けず嫌いの下の子は、自分よりも後から生まれたいとこに先を越されたのが悔しかったのかもしれません。ちょっと練習しただけですぐに乗れるようになったようです。
子供たちが成長するのは素直に嬉しいし、よかったなって思います。でも、その瞬間にその場にいないって、やっぱり残念ですよね。
「とおちゃん、ちゃんと支えててね」
「わかったよ」
「ねえ、ちゃんと支えてる?」
「大丈夫、ちゃんと支えてるから!」
「絶対離さないでね!」
「、、、、。」
「ねえ、とおちゃん、絶対だよ、絶対離さないでよ、って、え?」
「とおちゃん?離れてる、、、あれ、あたし、乗れてる?」
「ええー!きゃーーー!」
ガッシャーン!!!
「大丈夫か!?」
「もう!絶対離さないでって言ったじゃん!!」
「はははは(^▽^)、でも乗れたじゃん!」
っていうの!
こういうのが欲しいでしょ!?親としては!
ああーーーーーー残念!嬉しいんだけどなんか残念。
とおちゃんがちゃんと時間作って一緒に練習していれば良かったんですけどね。自業自得というか、まあ乗れるようになったんだからいいんですけど、もったいないことをしたかなと。
子供が成長する瞬間って、本当に一瞬で、その時を逃すともうその瞬間は見られないわけで、感動を共有することができなかったのはホント残念なんですよね。きっとこういう瞬間を見られるのは、いつも一緒に過ごしている親の一番の喜びなんだと思います。
初めてしゃべった!
初めて立った!
初めて歩いた!
初めてママって言った!
初めてトイレでうんちできた!
初めてのおつかい。
そんな子供の初めての瞬間を見逃したくない。
子供は日々成長しています。とおちゃんは仕事で常に一緒にいられるわけではないので、見逃すことも多いんです。
でもできる限り子供の成長の瞬間を見ていたい。一緒にその瞬間を共有したいと思っています。
帰ったら見せてもらうために
自転車のメンテナンスしよっと。
とおちゃんねるでした。