【父子家庭ブログ】とおちゃんねる!

娘2人の父子家庭の日記です。父子家庭ならではの悩みや日常を発信していきます。

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【離婚まとめ6】両親と対決

どうも、とおちゃんです。

今回も【離婚まとめ】の続きです。

 

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2017年5月GW

この日まで一縷の望みをかけて待ちましたが、妻からの謝罪はなく、やり直したいと言ってくることもありませんでした。

とおちゃんは子供2人連れて新潟の実家に帰省しました。

直接伝えようと思い電話では何も伝えていませんでした。

実家に着くと両親が出迎えてくれましたが、妻がいないことに気づき、どうしたのかと聞いてきました。

子供たちがいない時を見計らって、両親に打ち明けました。

すると案の定激怒する母親。

そりゃそうですよね、浮気した嫁を許す姑なんていませんよ。

なにしろゲスいW不倫ですからもう母親の怒りはすごいもんでしたよ。

両親からは「そんな嫁早く追い出せ」と言われましたが、とおちゃん一人では子供の面倒が見れないので今すぐは難しいと伝えました。

そして今回相談したいのは、妻が出て行った後子育てをしばらく手伝ってほしいということでした。

とおちゃんの職場が遠いので朝晩子供の面倒がみれなくなる。その時間だけでいいから誰かに見てもらえれば妻がいなくても困らないと話しました。

そしたら二つ返事で母親が行くと言ってくれました。

この時すごく安心したのを覚えています。

やっと誰かに話せたことで、溜まっていたものが一気に吹き出して思わず泣いてしまいました。

親の前で泣くなんて情けない話ですが、親が助けてくれる安堵感で一気に心が軽くなりました。

誰かに話せたことで、今まで堪えていたものが吐き出せて、とおちゃんの気持ちをわかってもらえたのは大きかったですね。

もうちょっと我慢していたら本当に危なかったかもしれません。

両親と同居してる兄夫婦にも相談して、みんなで子供を守っていこうと決めました。

子供を引き取る決断については、みんな「それがいい」と言ってくれました。

浮気した妻に渡したら子供たちがどんな目にあうかわからない。

再婚相手による虐待のニュースも後を絶たない昨今。不倫するような妻ですから、子供より自分のことを優先する可能性は大です。

そう考えるととおちゃんが引き取って正解だと言われました。

親も兄弟も協力すると言ってくれてとても心強かったです。

と同時にこの瞬間離婚が決定的になり、もう後戻りができなくなりました。

 

とおちゃんが実家に帰省している時、妻も自分の実家に報告に行っていたようです。

実家から自宅に戻ると妻の両親が子供の運動会の時に来ることを知らされました。

とおちゃんと話がしたいそうです。

いづれにせよ妻の両親とは話をしなければならないので、「わかった」と伝えました。


運動会当日、とおちゃんの母親から電話がありました。

父親がそっちに向かったと。

聞いてなかったので驚きましたが、妻の両親からとおちゃんの両親に電話があったそうで、妻がしたことへの謝罪をされたそうです。

その時運動会の日に妻の両親が来ることを知ったそうで、とおちゃんだけでは心配だからと父親を派遣してくれたようです。

突然のことでビックりでしたが、確かにとおちゃん一人だったら妻の両親を相手に話すには心細かったと思います。

 

期せずして対峙した妻の両親ととおちゃんと父親。

この時妻は運動会終わりの子供達を連れて出ていました。

まずは妻の父親が切り出しました。

「この度は娘がとんでもないことをしまして申し訳ない」

続けて妻の母も謝ります。

妻から謝罪はなかったのですが、妻の両親はきちんと謝ってくれました。

もともと妻の両親に恨みはなく、良くしてもらっていたので感謝しかありませんでした。

むしろ妻のために謝罪させて申し訳なく感じてしまいました。

しかしことの経緯については妻の両親もよくわかっていないようで、どうして離婚することになったのか、とおちゃんの口から直接聞きたいと言われました。

ん?と思いましたが、おそらく妻は両親に対して本当のことは言っていないような気もしました。

なのでことの経緯を一つずつ説明して、その上で妻からは謝罪もなく、やり直したいとも言われなかったので離婚することになりましたと伝えました。

両親とも驚いた表情をしていましたが、妻の父親だけはどうにも腑に落ちない様子。

とおちゃんにしきりに、「うちの娘だけが悪かったのか?」と聞いてきます。

確かにとおちゃんにも至らないところはあったと思いますが、離婚の直接の原因を作ったのは妻であり、妻の浮気がなければ離婚する話にはなっていないと伝えました。

それでも妻の父親は納得いかない表情で、

「もう一度話し合うわけにはいかないのかい?お互いに歩み寄ればやりなおせるのでは?」

と言ってきました。

妻が妻の父にどういう話をしたかはわかりませんが、どうやら自分の非は認めずに、こうなったのもとおちゃんが悪いみたいな話をしたんじゃないかと思います。

だから妻の父親もお互い悪いところはあったんだからもう少し話し合ったらと言っているんだと思います。

でも離婚を決めたのは妻です。

やり直せる余地がまだ残っていたのに、それを無視したのは妻です。

妻からの謝罪がないかぎりやり直すことはできない。

浮気が発覚してから今まで一度も謝罪がなかった。

つまり妻は端っからやり直す気なんてなかったんです。

そんな状態では話し合いにもなりません。

そう妻の父には伝えました。

それでも妻の父は最後まで納得がいかないようでした。

お義父さんの気持ちはよくわかります。

娘を信じたい気持ち。

同じ娘を持つものとして痛いほどよくわかります。

でも親として、子供が悪いことをしたら叱って嗜めるのが親じゃないんですか。

娘を庇いたい気持ちはわかるけど、娘は40過ぎたいい大人ですから、良いこと悪いことの区別はつけさせないといけません。

しかもこの両親この後おかしなことを言いはじめます。

「子供のことだけど、娘から話は聞きましたが、こっちも色々考えてみました」

「・・・?」

「子供達をこっちで引き取って育ててもいいかなと思ってます」

「はあ!?何言ってんですか?ご心配いただかなくても子供たちは俺が育てます。実家の協力もありますから大丈夫です。勝手に決めないでください!」

思わず声を荒げてしまいました。

ちょっと何言ってるかわかんなかったです。

これ家系?遺伝?なんですかね。

勝手に判断して決めちゃうの何でなの?

 

とりあえずここまできたら引き返せないので離婚はすると伝えました。

妻とはあと1年という話をしていたが、精神的に堪えられないのですぐにでも出て行ってほしいと思っていることを伝えました。

妻の両親は娘とよく話をしてみますと言って帰っていきました。

とおちゃんの父親はその場にいたんですけどね、あまり口出ししませんでした。

でもいてくれただけでもありがたかったです。

父は妻とも直接話をしていましたが、父に対しては妻は謝罪していたそうです。

次の日とおちゃんの父親も実家に帰りました。

駅まで送って行くときに、寂れたラーメン屋でお昼を食べたのですが、その時のラーメンの味が忘れられません。

息子の一大事に駆けつけて来てくれた愛情に感謝しました。

食べたのはしょうゆラーメンでしたが、涙でしょっぱかったです。

 

それからしばらくは何事もなく過ぎていきましたが、とおちゃんの精神は相変わらずズタズタで疲弊していました。

テレビを見て笑ったりしている妻の平然とした態度を見ていると、どんどん心が荒んでいきました。

この人は何で平気な顔していられるんだろう?

やはりシタ方はサレた方の気持ちなんか理解できないのだろうか。

 

2017年8月。

子供たちが夏休みに入ったので、再び新潟の実家に帰省しました。

 両親と相談して、離婚後は実家に引っ越そうと思っていました。

なので実家での生活に慣れるように、夏休み期間中丸々実家でお世話になることになりました。

子供たちにはまだ離婚することは伝えてなかったのですが、これを気に上の子にだけは伝えておこうと思いました。

上の子と二人っきりになり、大事な話があると伝えました。

「実はとおちゃんとママはケンカして仲直りできなくなったんだ。ママがしたことをとおちゃんが許せなくって、ママとは離れて暮らすことになるんだ」

「お前たちはとおちゃんと暮らす。たぶん新潟で暮らすことになると思う。ごめんな、勝手で」

そう伝えると上の子は、

「うん、わかった」

と言いながら泣いていました。

最初はシクシク泣いていましたが、そのうち号泣してしまいました。

ああ、やっぱり、そうだよね。

辛いよね、悲しいよね。

1番大切な人を悲しませてしまった。

親のクセに、1番大切な子供を傷つけた。

この時は本当に辛かったです。

号泣する娘を抱きしめることしかできませんでした。

             

つづく。