【父子家庭ブログ】とおちゃんねる!

娘2人の父子家庭の日記です。父子家庭ならではの悩みや日常を発信していきます。

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不登校から再登校を目指すためにできること。

どうも、とおちゃんです。

上の子が完全不登校になって4ヶ月。登校渋りの時期も含めれば半年が経とうとしています。

その間色々ありましたが、今は少し状況は落ち着いています。

登校渋りの間は、学校まで送っていったり、先生がお迎えに来たりして、登校刺激を行っていましたが、上の子の精神状態は日に日に悪化していきました。

ある時「死にたい、殺してください」と言われたことをキッカケに登校刺激をやめました。

 

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 登校刺激をやめたことで、完全に不登校になりましたが、親子とも精神的には少し落ち着きました。

しかし今度は別の問題が出てきました。

学校に行かなくなり日中何もすることがないため、部屋に引きこもってYouTubeばかり見るようになってしまいました。

学校に行っていない後ろめたさや自己嫌悪の気持ちがあって、何も考えたくないからYouTubeに没頭。YouTubeを見ている時だけが唯一安らげる時間だったんだと思います。

とおちゃんもその気持ちはわかるので、特に制限したり取り上げたりすることもなく、自由にさせていました。今は心の回復に専念する時期だと思い、あれこれ言わないようにしました。

しかし問題は食事を取らなくなったことにあります。1日中家にいてYouTubeを見ている生活なのでお腹が空かないっていうのもあるかと思いますが、食事に対する不安感が大きいようでした。

腸炎になって吐いてしまったことがトラウマになって給食が食べれなくなり、それが学校への不安につながっていった経緯があります。

そういった食事に対しての不安感があるのと同時に、学校に行けてないことで家族に対しての後ろめたさみたいなものが大きかったように思います。

妹は普通に学校に行っているので、妹は行けるのに自分が行けないことで、劣等感や罪悪感を感じていたようです。

そうすると妹に対しても距離を置くようになり、当然親に対しても迷惑をかけて申し訳ないという思いもあり、誰とも接したくないと引きこもるようになりました。

食事の時間になっても部屋から出てこず、みんなが食べ終わってからこっそり出てきて食べるようになりました。

食べても食事量は少なく、日によっては全く食べない日もあったので、みるみる痩せていきました。常に一緒に生活しているとおちゃんが見ても目に見えて痩せていっていたので、本気でヤバいと思っていました。

スクールカウンセラーとの相談の中で、体重が減るのは成長の観点から良くないと聞いていたので、急いで病院の予約を取り、場合によっては入院させることも考えました。

いざ病院に行って相談すると、全く食べない訳ではないし、2キロくらいの減であればもう少し様子を見ようということになりました。そして次回受診時にさらに体重が減っているようであれば、入院も検討するということになりました。

上の子は入院するのは嫌だったみたいで、それ以降は声かけすれば食べるようになりました。気分によっては1日ふさぎ込んで食べない日もありましたが、少しずつ食べる量が増えていきました。

次回の受診では体重は減っていなかったので入院することはありませんでした。しかし医師からは、本来成長期の子供は身長と共に体重も増えていくものなので、増えるのが普通であり減るのは異常である。もっとしっかり食べて体重が増えるくらいでないといけないんだよと言われました。

上の子と病院の先生は合っているみたいで、先生の言うことは素直に聞いたりします。なのでそれ以降も自分で食事を取ることを意識するようになりました。

これが7月くらいのこと。

この間の上の子の精神状態は波があって、良いときは明るく元気で食事も取るし会話もできるのですが、悪いときは1日部屋にこもって起きようとせず食事もしない。

その繰り返しで、良くなってきたかなと思って安心するとまた急に悪くなるので、周りは振り回されてしまいます。とおちゃんも上の子の状態を見ては一喜一憂していたので非常に疲れました。

 

変化が表れたのは夏休み。

学校が夏休みに入ると、周りもみんな休みなので、精神的に楽になるのか機嫌がいい日が増えました。

終業式の日の放課後に久々に学校へ行き、夏休みの宿題を先生から受け取りました。久しぶりに校舎に入ったのでかなり緊張して泣きそうでしたが、先生に会って宿題とあゆみを受けとることができました。

夏休み中は新潟の実家に連れていきました。子供にとってもとおちゃんにとっても、環境を変えてゆっくり過ごした方がいいのではないかと思ったんです。

これが功を奏しました。上の子の状態はみるみる良くなっていきました。

同じ年代の従兄弟たちがいるので、毎日楽しくてしかたない様子でした。学校に行っていないのでお友達とも遊んでいないし、むしろ避けるようになっていたので、久しぶりに子供同士で遊べて楽しかったようです。

丸1ヶ月新潟の実家で過ごし、心も身体もすっかり元気になりました。食事も3食しっかり食べて、体重も不登校前の体重に戻りました。

夏休みの宿題も自主的に全部やっていたので、これは2学期から行けるかもしれないと期待してしまいました。

自宅に戻ってから2学期が始まる前に一度学校に行きました。

先生から、2学期から来れるように、2学期が始まる前に学校に来て慣らしておいたらどうかと言われていたからです。

とおちゃんもその方がいいと思い、上の子に話をしてみると、行くというので、一緒に行ってきました。

しかしやはり校舎に入るのは緊張するようで、玄関から中に入るのに躊躇したりして時間がかかりました。

先生に会って、2学期から来れるか聞かれましたが、行くとは言いませんでした。

そこで先生と話し合い、もし無理なら放課後に来るとか保健室登校はどうかと言われました。

病院の先生からも同じことを言われていたので、それならできるかもしれないと答えました。

そして2学期から放課後登校が始まりました。

最初は校舎内に入るのも緊張していましたが、徐々に慣れてきて、今はそれほど緊張せずに通えています。30分くらい先生と話をして帰るだけですが、今の授業の進み具合を確認したり、宿題を提出したり、雑談したりするだけでも良い刺激になっていると思います。

たまに放課後まだ生徒が残っていて、同級生にあったりすると緊張してしまいますが、それにも段々と慣れて欲しいと思ってます。

先生からは、慣れてきたら1コマだけでもみんなと一緒に授業に出てみようよと誘われていますが、それにはまだ勇気がでないようです。

ここまで来たんだからあと少し、がんばってみようよと思う気持ちはありますが、焦りは禁物。ここで焦って無理させてしまうとまた逆戻りになるような気がするので、しばらく今のままでいいかなと思ってます。

精神的に不安定で食事も取らず死にたいと言っていた頃に比べれば、今の状態は天国です。

学校に行っていなくても、子供が生きてさえいれば、楽しく暮らしていければそれでいいんだと思うようになりました。

だからとおちゃんは焦らず、子供が楽しく生活できるようにするだけ。

そうすることで自然と不登校は解決していくんじゃないかなって楽観的に考えるようにします。

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正直上の子が不登校になってとおちゃんができたことなんてほとんど何もありません。何もできませんでした。

色々考えて色んな所に相談して、悩んで試行錯誤してきましたが、上の子の心をどうすることもできませんでした。

そもそもどうこうしようというのが間違いで、親にできることなんてご飯作って食べさせるくらいしかないのかな。

あとは子供自身が自分で勝手に解決していくし、そうしなければいけないのだと思います。学校に行く行かないは子供の問題で、親が学校行くわけじゃないんだから、親が悩んだって仕方ないんじゃないかな。

不登校解決のために親ができることって、子供が自分自身で考えて解決していけるように環境を整えることなのかなと思います。

                   

とおちゃんねるでした。