どうも、とおちゃんです。
もうすぐ雛祭りなので1年ぶりにお雛様を飾りました。
うちのお雛様はとある年期の入った人形店で買ったけっこう良いモノを持ってます。京都の人形職人が一体一体手作りで作ったものを取り寄せており、お内裏様とお雛様2体で10数万したような気がします。
当時は初娘なので気合いを入れていたんでしょう、台座も漆塗り?でかなり高価な買い物をしたのですが、それくらい当たり前だという感覚でした。
だって初めての子で女の子なんですもん、お雛様は気合い入れるでしょう?
けど高価なだけに気を使うし手入れも大変。ズボラなとおちゃんは適当に扱ってしまうので、よく元妻に怒られてました。
準備するときは白い手袋をして人形を汚したり傷つけないように気を使い、しまう時もしまう箱に緩衝材やら防虫剤をいれて万全の体制にしてしまわなければいけません。
なので出すのもしまうのも億劫なんですよね。そろそろお雛様飾らないとなあと思いつつギリギリまで出さず、逆にしまう時も、早くしまわないと嫁に行き遅れるなんて言われるのですが、しまうのが面倒なので1ヶ月くらいそのままなんてこともありました。
まあとおちゃんとしては行き遅れてもかまわないと思っているのでいいのですが(^_^)、とにかくめんどくさいんです。
でもまあ行事は大切だし、女の子の節句ですから、うちみたいに娘2人いてやらないわけにはいきませんよ。
とおちゃんは男3兄弟で育ってますから雛祭りというものは娘が生まれて始めて経験しました。特に何をやるってわけでもなく、お雛様を飾って白酒飲んでひなあられでも食べて終わりなんですけどね。
後はひなまつりの歌を歌って気分を味わいます。ひなまつりの歌を聞くといつもせつない気持ちになります。
それはいつか娘が結婚してしまう。そして家を出ていってしまうから。
娘を持つ親の宿命かもしれませんが、それは寂しい。とにかく寂しいです。
いつかその日が来てしまう。いや来ないかもしれないけどそれはそれで悲しい(T ^ T)
娘が幸せになってくれるなら、結婚して幸せになってほしい。とおちゃんみたいに離婚して戻って来ることになったらどうしようとか色々考えちゃいますが。
いずれはその寂しさを体験することになるのかと思うと、もう雛人形しまうの止めようかなって思ったりして(^_^)
ずっと出しっぱなしなら行き遅れすぎて結婚しないかも、なんてね。
それにしても、さすが京都の職人が作った人形は顔の表情が違うような気がします。お内裏様もお雛様もやわらかな表情で、とても幸せそうに見えます。
この二人なら離婚なんてしなそう😁
人形って不思議です。魂が宿るとよく言われますが、顔をじっと見てると確かに何かが宿ってるようなオーラを感じます。
それだけに大切に扱わねばと思って、毎年手をかけて準備しているんです。
娘の節句のためというよりお雛様を暗い箱から解放してあげて、日の目を見させてあげる。そんな気持ちです。
いつか子供たちも彼氏を連れてきて、結婚したいと言う時がくるかもしれません。
とりあえず「お前のような奴に娘はやらん!」って反対してみたいですが(^_^)
幸せになってほしいと思ってます。
いつか三つ指立てるその時まではお雛様を飾り続けたいと思います。
誰が来てもとりあえず反対する。
とおちゃんねるでした。