とおちゃんねる

娘2人の父子家庭の日記です。父子家庭ならではの悩みや日常を発信できたらと思ってます。

「祭前夜」 父子家庭になって丸1年が経ちました。

どうも、とおちゃんです。

ここのところ疲れが溜まっているようで、ブログを書く気力が出ずにいたので、久々の更新になります。

9月の最終週。毎年28、29、30日に地元の大きなお祭りがあります。3日間御神輿やお囃子が練り歩き、駅から延びる街道沿いに出店もたくさん出る大きなお祭りで、毎年たくさんの人で賑わいます。

とおちゃんの住んでる地区のお祭りはその地区だけのお祭りなので、出店も来ないし御神輿もたいしたことないんですが、このお祭りは5ヶ所の地区が合同でやるので規模が大きくとっても盛り上がります。

なのでこの日になると学校が半日上がりになったり、商店街の営業時間が変わったりするので、街を上げての大々的なものになります。地元に住む人はこの日のために仕事の予定を空けて休みを取る人も多いんです。

とおちゃんが住んでるのは隣の地区なので、このお祭りには参加できないのですが、御神輿を担ぐより見に行ったり出店を回る方が楽しいので、毎年子供たちと一緒に見て回っています。

 

ちょうど去年のお祭りの時、元妻が家を出て行くことになり、子供たちとは最後のお祭りになりました。確かこのお祭りの前日くらいに、子供たちに元妻が10月になったら出て行くことを伝えました。

その前からなんとなくは伝えていたのですが、正式に両親から告げる形で伝えたのは初めてでした。どう伝えたらいいんだろうかと散々悩みましたが、どうして元妻が出て行くのか本人の口から伝えたいと言うのでその場を作りました。

元妻が不倫したのが原因だと子供たちに伝えるのは憚られるので、オブラートに包んだ表現で話しました。元妻自身も子供には言いたくないだろうし、とおちゃんも子供たちは自分の母親が不倫したなんて聞きたくないだろうと思いました。

でも母親がいなくなるわけですから、出て行く理由を伝えないわけにはいきません。

その時のことはよく覚えています。家族4人リビングに集まって、とおちゃんから話しはじめました。

ママがしたことをとおちゃんが許すことができず、ママとは一緒に住めなくなったこと。

10月になったらママがこの家を出て行くこと。

子供たちはこのままこの家でとおちゃんと暮らすこと。

ママに会いたくなったらいつでも会えるということ。

離れていてもママはお前たちのママであるということ。

そういった内容のことを言葉を選びながら一つ一つ伝えていきました。元妻からも同じような内容のことを伝えましたが、子供たちは黙って聞いていました。上の子は途中から泣き出してしまいましたが、その前からわかっていたことなので落ち着いてはいました。

下の子は初めて聞く内容もあったと思うのですが、泣かずにおもちゃをいじってヘラヘラした顔をしていました。

その時点では家を売って新潟の実家に帰るしかないと思っていたので、3月になったら新潟の実家に引っ越す予定だとも伝えました。それまでは実家の祖母が来てくれることも伝えました。

上の子にはそれとなく話していたのですが、下の子にはまだ話していませんでした。下の子は相変わらずおもちゃをいじっていて聞いてるのか聞いてないのかわからない様子だったので、わかったのか聞いてみました。

「うん、わかってるよ」

「ごめんね、引っ越すことになって。でも新潟にはいとこもいるし、心配しなくても大丈夫だよ。」

「うん。」

淡々と答えていましたが、下の子の顔がみるみるうちに変わっていきます。

最後に元妻が「ごめんね。」と言った瞬間我慢していたものが崩れ、大声で泣き出してしまいました。

とおちゃんも元妻も子供たちには「ごめんね」しか言えない。

気づくとその場のみんなが泣いていました。

その日、とっても悲しかったです。

おそらく人生で一番悲しい日だったんじゃないかと思います。

こんなことしか言えない自分に腹が立ちました。子供を守るべき親が子供を傷つけて、何をやってるんだろうと思いました。

この時のことを思い出すと今でも泣けてきます。

くやしかったんです。子供たちを傷つけるような結論しか出せなかったことが。

その後最後の思い出作りではないですが、家族4人で外食に行きました。2月に浮気が発覚して以降4人で一緒に出かけることがなくなっていたので、久しぶりのことでした。

その時のことはあまりよく覚えていませんが、努めて明るく振る舞っていたかと思います。それはとおちゃんだけでなく、元妻も子供たちも、みんな無理に明るくしていたような気がします。

f:id:gottuan120:20180601223614p:plain

そしてお祭り当日。元妻は下の子の保育園のお友達数人とお祭りを見に行く約束をしていたようで、下の子を連れて行ってしまったので、とおちゃんは上の子と二人でお祭りを見に行きました。

ママと過ごす最後の日だというのに、下の子だけ連れていく神経がよくわかりませんが、上の子がかわいそうなので、途中で会ったら一緒に連れて行くように言おうと思っていました。

いつもはお祭りに行くとテンションが高い上の子ですが、この日はローテンション。話しかけても「うん」しか言わない。

当然寂しいからだと思うのですが、少しでも楽しんでもらいたいと思って色んな出店で「これ買おうよ」とか「あれ食べようよ」と誘うのですが、「いらない」と言って下を向いてしまいます。

途中でお友達と会ってもテンションが上がらず、挨拶もそこそこにしかできませんでした。

そんな中元妻と下の子を見つけたので、上の子に一緒に行くよう言ったのですが、「いい」と言って歩いて行ってしまいました。追いかけて「ママと一緒に行かなくていいの?」って聞いても答えず黙々と歩いていきます。

並んでる出店もなくなる端っこの方まで来たので、もう「帰ろうか」と声をかけ帰ることにしました。何も食べていなかったので途中焼きそばを買って食べることにし、地べたに座って二人で食べました。

すると上の子が焼きそばを食べながら泣きはじめてしまいました。なんで泣いてるのかとおちゃんにはよくわかります。不安、寂しさ、悲しさ、怒り、色んなことがごっちゃになって感情が溢れてしまうんです。

「大丈夫だよ、とおちゃんがいるから」

そんな言葉も無意味だってわかってる。ただ泣いてるのを黙って見ているしかできないのか。

そっと上の子を抱きしめました。

f:id:gottuan120:20180528214358j:plain

あの日から1年が経ちました。

とおちゃんねるでした。